フィクションはフィクションであることに開き直れない
会場にいる人から「SMAPが出ているドラマを見ているときに思ったが、この世界ではSMAPおよび木村拓哉は存在しない世界なのだろうか」なる質問があった。
ロラン・バルトにとって詩のエクリチュールとは何なのか
詩というのは、ロラン・バルト曰く、単に散文の短いもの、あるいは韻律が考慮されているものであった。内容はとにもかくにも、ルール・様式にさえ従っていれば詩だったのである。
【第二回】民族概念のあやふやさ ethnolinguistic という概念
人種概念は、形質=見た目に大きく依存している。黒人の遺伝子系があるかどうかではなく、見た目が黒人ならば黒人である。そういった考え方。
文学ニア・イコール エクリチュール覚書
たとえば「歴史」を考えるとき、中国の歴史やローマの歴史といったものはなく、歴史しかないと考えたとき、一つの文明・一つの建造物に与えられる規格・位置の位置をいわゆるそれまでの言葉で言う文学作品に与えんとするものである。
イデオロギーと組織、あるいは組織とは
イスラム国は組織ではなくイデオロギーである。Antifaは組織ではなくイデオロギーである。タリバンはパシャトーン人を主体とした民族組織・武士団に近い存在だが、アルカイダはそうでもない。一つのアルカイダなる組織があるわけではなく、オサマ・ビンラディンの思想に影響された人たちがいる。