セックスを『原則「犯罪」として考える』世界は来るか

日本共産党が、「セックスは原則的に犯罪である」と主張していると、インターネットでまことしやかに流布された。日本共産党はこれに反論しているが、現行法「強制性交罪」の適用条件『「暴行・脅迫」の有無』を日本共産党は問題視。これを「同意がなければ」に厳格化しようとしており、新しい法律名として「不同意性交罪」を提唱している。

同意の形成をどうするのか、何をもって同意とするのかまで共産党は明記していないが、性行為のライセンス化は、「来るかも知れない未来」の議論になる。荒唐無稽な話ではない。

(ネットで、「性行為に同意書が必要になった未来」の考察(妄想)を見つけた。面白かった)

格闘技と決闘罪

「原則犯罪」というのは、それほど理解が難しい概念ではない。格闘技の試合だって、「決闘罪」が適応されていないのだ。

決闘ニ関スル罪」が、1889年に施行され、一時期「果たし合い」の防止に役割を持った後、日本から「決闘」の伝統が消えた後は、長いあいだ適用されることがなかった。ところが、暴走族や不良の「タイマン」などに罪状が適用されると判断されてからは、再び息を吹き返した(?)らしい。

格闘技(興行)に関しては、「正当行為」として刑法35条により阻却されている。つまり、「原則犯罪だが、『正当行為』として立件しない」仕組みになっている。

共産党が何を考えているか分からないが、仮に「性行為ニ関スル罪」を規定し、それが「正当行為」として認められない状況にあれば「罪」を適用するという主張、それほど突飛なものだとは思わない。現にスウェーデンでは、共産党の主張する内容と似た法律が既に施行されている。参考にもしているだろう。

「同意書を書かなければできなくなる」「ライセンス制になるんだ」というのはパラノイアックな反応であり、あの進歩的なスウェーデンですらそこまで主張していないのだから、杞憂だろう。「同意書」が必要になる未来が来たとしても、まずスウェーデンなどの北欧諸国が実現してからだろう。

(話はズレるが、そう考えると前田日明主催の格闘技イベント「THE OUTSIDER」は、もう少し「野蛮」になれば「決闘」として見なされかねない。仮にクラウドファンディングで素人である不良二人が「タイマンを興行として開催します」とイベントを企画したら、警察はどう動くだろうか?ともあれ、そんなことが出来るやつは既に「不良」ではないかも知れない)

桜田真助
  • 桜田真助
  • 92年大阪生まれ。なにもかも分かったような気に最近なっていて、これはダメだなと焦って疑問を探している。プロフィール画像は友人(@leilamarinacb)から頂きました。

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