ダイエットと精神論・根性論

糖質制限ダイエットだとか、夜食抜きダイエットだとか、バターコーヒーダイエットだとか、巷にはありとあらゆるダイエット方法が溢れているが、その多くは食事制限の方便的な言い換えである。

「摂取カロリーを抑えましょう」なる言説を、「朝ごはんはバナナにしましょう」なる短いフレーズで言い換えることによって、わざわざ痩せるために勉強なぞしたくない層に届くメッセージを形成している。

どんなに良い言説・商品であっても、顧客に届かなければ営利団体として意味がない。ひろゆきがよく言っているが、情報を面白く、あるいはわかりやすく伝えようとするとどうしても「嘘」が混じる。だから、まるっきりウソだらけの(ダイエット)商品・メソッドに溢れる。

「ダイエットは辛いものであって欲しくない」願望が、「辛くないダイエット」情報をうみ、場合によっては効果がないどころか効果がマイナスのものを「これこそが私の求めていたダイエットだ」と信じさせてしまう。

精神論とダイエット

リバウンドというのは厄介である。一度に急激に体重を落としてしまうと、人体のホメオスタシスなるとのが働いて、体重を以前の状態に戻そうとする。

であるから、食事制限で体重を減らしてしまうと、体重が減った後食事を戻せばまた元通り太る。また、体重が減った油断から食べ過ぎてしまう事情もあるだろう。

私は精神論・根性論をこの上なく嫌悪しているが、ことダイエットに関しては運動の方法や栄養摂取云々よりもまず、メンタルに言及することは正しい。

ボディビルやコンバットスポーツなら、正しい・パフォーマンスを落とさないための減量知識は不可欠である。

しかし、ダイエットというのは難しくない。正確には、ボディビルダーや格闘家、体重制スポーツの減量ほどには気にしなくて良い。パフォーマンスではなく健康に気をつければ良いだけだからだ。

有酸素運動とダイエット 

有酸素運動というのは辛い。長い上に心肺機能に負担がかかる。また、痩せるための運動に細かなメカニクスの、効率の良い動きの習得は必要なく、むしろ非効率的な動きの方がエネルギー消費をしやすい。

また、一日で痩せようとすると筋肉も同様に落ちてしまい、痩せにくい体になるので長期的に見ればマイナスの面が大きい。基礎代謝(一日におけるエネルギー消費量)が減少するからだ。

ただ、ウエイトトレーニングだけで痩せようと思うと膨大な年月がかかる。食事制限と有酸素運動による減量は、痩せにくい体を作るというのは確かにそうなのだが、「痩せやすい体」のために数年待てる人がどれほどいるだろうか?

有酸素運動はダイエットにおいて不可欠と言えるのだが、食事制限だけでも痩せることは痩せる。ただし、それを継続する必要がある。

太り気味の人というのは、概して食事がストレス発散や自己セラピーになっている。ストレスを発散・軽減させる儀式が行えなくなるのだから当然つらい。結果、ダイエットというのはスポーツ的・科学的アプローチよりも、精神論=我慢が大切になる。

ダイエットといのは、前提として辛いものである。ダイエットが辛くない人はそもそも太らない。

人は信じたいものを信じる強い傾向がある。自分にとって都合の良い、楽な「事実」を信じる傾向が。ダイエットを本当にしたいのならば、この人間の特性にも抗わねばならない。

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桜田真助
  • 桜田真助
  • Twitterアカウント:@kingofgatayama
    92年大阪生まれ。なにもかも分かったような気に最近なっていて、これはダメだなと焦って疑問を探している。プロフィール画像は友人(@leilamarinacb)から頂きました。

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