この世に物質は存在しない

「物質は存在しない」という言説を唱える哲学者・学者の説明を紹介する。

”最小の物質”を人類が見つけたとする。それを分割するとどうなるのか? また、その最小の物質とやらは、何で出来ているのか?

カントはこの「最小の物質」をめぐる理論を、アンチノミーと規定した。哲学を人生論のようなものだと俗流解釈をしている人は日本国内国外少なくないが、本来は存在・認識・時間・空間などについて、形而上学に考える学問である。

物質…正確には「固体」と言ったほうが良いだろうが、物質(固体)には硬さなる指標・尺度・パラメータを適応できる。

(一口に硬さと言っても、変形しやすさや傷のつきにくさなど様々あるが、今回展開しようとしている話には関係がないので、省く)

そして、固体とは(地球の)重力と空気圧に逆らって形状を維持できる物質 のことである。それができないと”液体”なる状態と呼び名が変わる。

(液体と固体にも境目はあり、マヨネーズ・粘土・マグマはその代表)

上述のアンチノミーの解決方法には2つある。

  • 「それは、人間には分かり得ないことだ」
  • 「”物質””固体”なる概念は、人が形式的に作り上げた指標に過ぎず、存在するとは言えない」

最初の解決方法は問題解決の破棄なので、2つめの方法を取ると、我々が物質と呼ぶものは物質ではなく、何か別のものではないか? と議論を展開できる。

「何か別のもの」とは何なのか。哲学者や物理学者、スピリチュアリストが色んな説を唱えている。候補を上げると、

  • エネルギー
  • 波動
  • 周波数
  • 揺れ
  • 暗黒物質
  • 力・パワー

これらの概念は重なる部分も多いので、プロパーな箇条書きではないことは謝りたい。

個人的には、「全ての物質は力である」と唱える説に魅力を感じている。

しょうもない、思春期男子がよくやる実験「高速道路から手をお椀型に出す。そこで感じる空気抵抗は、おっぱいのかたさと同じ」を思い起こしてほしいのだが、もしそこにある物質と固体も、同じように”風の空気抵抗”のようなものだとしたら?

厳密には固体は存在しないだろうが

ほんとうに厳密な意味で、根本の根本的に固体も物質もないと私は信じている。だが、それは「固体」なる概念を破棄すべきなる主張ではない。

“固体”なる概念は、便利である。科学の世界でも、日常世界でも、そうとは知らず、意識されることなく物自体の形式として活用されている。

ちなみに、ガラスは固体ではないと日本物理学会が説明しているが、理屈は「固体とは分子が規則正しく並んでいなければならず、ガラスがそうではないから」。

ここで素直に「じゃあ明日から、ガラスを液体扱いしないと」と思わなくても良い。日常語彙と科学語彙に、懸隔があって当然である。

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桜田真助
  • 桜田真助
  • Twitterアカウント:@yamakawa6500
    92年大阪生まれ。なにもかも分かったような気に最近なっていて、これはダメだなと焦って疑問を探している。プロフィール画像は友人(@leilamarinacb)から頂きました。

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