ひらがな・カタカナ表記されやすい漢語の例

漢語(漢日詞)は中国由来である。当然、漢字で表記することが原則である。しかし、その例に当てはまらないものが多々ある。 なお、和語(≒訓読み)は今回はぶいた。そもそも、訓読みは本質的に当て字である。

  • きらきら

綺羅綺羅と表記されるべきであるが、滅多にない。字面が仰々しいからだろう。感覚的には日常語彙の和語なのだろう、日本人にとって。

  • だんだん

段々と書く人はあまり多くない。思うに、どんどん(擬音語由来の和語)の影響もある。

  • もちろん

“勿論”と書かれることはあまりない。というより、一般の人は もちろん が古い中国語由来の言葉だと知らない。

  • らへん

〜あたり の俗語・俚言、ら辺。字面が奇妙だからだろうか。それとも らへん というとき 辺 を少しも意識しないからだろうか。

  • かなり

私も かなり なる語が 可なり から来ているとは最近まで知らなかった。みんな知らないから 可なり と書かない。知っていても読んだとき変だから書かない。たぶん

  • たぶん

たぶん と書くと多分よりも堅苦しさが消える。たぶん なる語をかしこまっていう場面がない。同音異義語も日常語彙には存在しないし。

  • きれい・キレイ

可なり とは違い、日本人は きれい が綺麗と漢字表記しうることを知っている。日本語の形容詞が 〜い と終わるものが多いのも仮名表記される遠因か。

  • ちょうだい

これは、〜ちょうだい(Give 〜) に限りほぼ仮名表記される。頂戴する といったときは漢字になる。

  • ブス

可なり と同じく、由来が 附子(トリカブトの毒薬)であることを知らない。また、原義から可なり意味が離れたのも 附子 が 仮名表記される因子だろう。

  • ちゃきちゃき

“嫡嫡”と書きうる。しかし、そのまま読むと チャクチャク になる。だからカタカナあるいはひらがなになる。文字のような頻出語なら嫡嫡と書いてチャキチャキと読む伝統も発生したかもしれないが。(文字を普通に読むと モンジ あるいは ブンジ)

  • なんぱ

原義から離れたためか、軟派ではなくナンパ。また、軟派と書くと 硬派の対立概念である軟派と混同されうる。軟派した、軟派された と書くならともかく。

  • たくさん

たくさん は、沢山よりも直感的である。沢と山が たくさん(many)の意伝達を遅らせてしまう。

まとめのようなもの

国家をコッカだとか こっか と表記する人はいないが、綺麗をキレイだとか きれい と書く人は沢山いる。

何が違うのかわたしにはよく分からない。

勿論慣習が最大の理由だろう。その慣習がいつどこでどう発生したのかが分からない。

是非フォローしてください

最新の情報をお伝えします

桜田真助
  • 桜田真助
  • Twitterアカウント:@kingofgatayama
    平成大阪生まれ。Webライターとして活動中。仕事の依頼等はTwitterにお願いします。プロフィール画像は友人(@leilamarinacb)から頂きました。

コメントする

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です