外国語の習得難易度に関する覚え書き

①英語の難易度は測定不可能である

英語とスペイン語に関して、日本人にとっては同じくらいの難易度、発音の面でスペイン語の方が日本人にとっては易しいので、どちらかと言えばスペイン語の方が日本語母語話者にとっては簡単である。

しかしながら、日本人は中高で六年間英語教育を施されており、高卒・大卒の人間が同じくらいの没入具合で英語またはスペイン語の勉強を始めれば、確実に英語の方が習熟速度は速くなる。

英語は本当は難しい言語なのだ。世界中の皆がそれを忘れている。

(アフリカなどだと公用語がフランス語の地域がある。ここらの地域もフランス語の難易度は測定が正確にできない)

②コンテンツ量の多さ テキストの多様性 接触のしやすさ

ハンガリー語と英語では、日本人にとっては難易度は同じくらいか、むしろハンガリー語の方が簡単な言語である。しかし、教科書の多寡・多様性、または学習環境の面において、英語はハンガリー語を学びやすさの点において圧倒している。

ハンガリー語とスペイン語を比較してもそうである。スペイン語を学びたければインターネットを彷徨すれば良い。いくらでも良質なテキストを散見できる。

ハンガリー語を学びたければ、現状教科書を買うか、語学教室に通うかしかない。無料の情報が少なすぎる。

(英語ができれば、インターネットでも無料のハンガリー語講座を発見できる。母国語で外国語を勉強した方が理解は深まりやすいのだが……)

③英語との近さ

フランス語とスペイン語、ドイツ語など、印欧語族の特にヨーロッパ圏の言語は、英語との近さ故に本来の難易度が計測できなくなっている。

英語はラテン由来の語彙を豊富に取り入れたゲルマン系の言語であり、英語母語話者にとってスペイン語やフランス語の習得は日本語ほどむつかしくない。そして、中高六年間で英語を学んでしまった日本人も、その英語の特性の恩恵にあずかる。

(他のゲルマン系の言語に関しても同じことが言える)

まとめ

当たり前だが、外国語の習得難易度は母語に強く依存する。日本語は英語母語話者にとっては難しいが、韓国人にとっては世界一簡単な言語で、中国人にとっても英語より遥かに習得がたやすい。それすら分かっていない連中が、「日本語は世界一難しい」と意味不明な悦に浸るサマを見る。怖気が立つ。

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桜田真助
  • 桜田真助
  • Twitterアカウント:@kingofgatayama
    92年大阪生まれ。なにもかも分かったような気に最近なっていて、これはダメだなと焦って疑問を探している。プロフィール画像は友人(@leilamarinacb)から頂きました。

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