日本の三つのメジャー言語(うち方言2つ)そして方言とは共通語とは

関東圏、東北圏でも若者なら同じことだが、コロキアルな言語を話しているとき、彼らは「標準語」を話していると思っている。

ちげーよ、じゃねぇ、わりぃ、たりぃ。これらの語句は「標準語」、戦後からは共通語と呼ばれるようになった言語からは逸脱している。新聞に使える語句ではない。国語のテストならバツをもらう。

しかし、一般に流布する「首都圏方言」なる名称ももはや適当ではない。東北や北海道でも広く”首都圏方言”が使われているからだ。首都圏以外でも使われる方言であるのに、首都圏方言と呼び続けるのもいかがなものか。

実態と乖離しているのに、名称だけがそのままなワードなどごまんとある。私がいま思いつくのは「黒板=Black Board」、かつては本当に黒色をしており、緑色になった今でも黒板と呼び続けている。しかし、JRを国鉄と呼ぶ人らはほぼ淘汰された。

私が今ここでやろうとしているを比喩的に換言すれば、

「JRを国鉄ではなくJRと呼ぼう。なぜならもうJRは国営ではないのだから」

共通語

(aka標準語、common language ) =新聞などで使われることば NHK語 標準語(Standard Language)は戦前の呼称

普段から厳密な意味での共通語(少なくとも九割以上は共通語的な語彙・言葉遣いで)を用いて生活している人は、公務員や教師などに限られる。国内向け国外向け問わず、日本語の教科書は共通語で記されている。

ただし、日本政府が正式に「この単語・アクセントが共通語のアクセントです」と正式に決定しているわけではないそうだ。

東日本の若者が訛っていることに無自覚、あるいは訛っているとの自覚がないのは、彼らのアクセント、活用(conjugation)が共通語と非常に親しい関係にあることも影響しているだろう。

東日本共通方言

(aka 首都圏方言 標準語とも)=東日本全般で50代、40代以下に広く使われるコロキアルなことば もとは東京近辺の言葉であったが、全国(特に東日本)に広がった

青森は知らないが、少なくとも私が通っていた山形だと皆東日本共通方言で話していた。対象的に地元の肉体労働者は強い地元の言葉で話しており、日本でも東北では社会方言が成立するのではないかと思ったりする。関西・大阪でも単純労働者と大学教授ではもちろん話し方や選ぶ語彙は違うが、アクセントは似たりよったりだ。東北だとアクセント・子音・母音が違う。

なお、東日本共通方言を「方言」だと自覚している人は少数である。自分が訛っていると自覚がない。アメリカであれば、aren’t ではなく ain’t と言っているのに「standard language」を話していると自認している状態だろうか。

東京方言・関東方言を基層言語とするが、語尾「わ」など、テレビ由来の西日本方言の影響も見られる。なお、伝統的な東京方言・関東方言はほぼ死滅している。落語家の言葉遣いに在りし日の東京庶民の話し方を聞ける。

関西共通方言

(aka関西共通語)=関西地方で50代、40代以下に広く使われるコロキアルなことば

メディアで「京都弁」なる単語を聞くたび、京都と大阪で話し方の違いなど感じたたこともない大阪人の私からすれば頭にハテナが浮かぶ。

かつて、大阪には商人の言葉「船場言葉」があったらしいが、廃れてしまった。「おおきに」なるワードを商売人からはよく聞くくらいだろうか。

(「ありがとう」より収まりが良い。短いのに相手に敬意を示せる。もともと「大きに ありがとうございます」の省略語だからだろう)

「よしもと弁」というのは、両手を上げて賛成はできないが否定もできない。「なんでやねん」は本来「なんでやの」「なにがいや」「なんでや」といった言い方で言われていただろうからだ。

まとめ 私の方言の定義

相互理解可能性(intelligibility)があれば、同一の言語である。片方が共通語で話し、片方が関西弁で話しても、大方理解である(大方ってどんくらいやねんなる指摘・考察は今の私には力不足)。関西弁は共通語の方言と言える(と、私は定義する)。

(不可能な実験だが、「関西弁だけを聞いてそれだけで育った人」と「共通語だけを聞いて育った人」でもコミュニケーションは可能だろう)

日本語とは私の定義に従えば、人工言語である共通語および、関東・中部・四国・中国・九州北部あたりの地域方言である。青森や鹿児島、沖縄はヨーロッパ基準ならば「別言語」になるだろうし、日本人もそう認識すべきだ。

言語なのか方言なのか、究極的にはソシオポリティカルにしか決定されない。私の定義に鑑みればいろんな〜語はスペイン語の”方言”に分類されるが、彼らの意識・アイデンティティは「別言語」であると主張している。それを尊重すべきだ。

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桜田真助
  • 桜田真助
  • Twitterアカウント:@kingofgatayama
    92年大阪生まれ。なにもかも分かったような気に最近なっていて、これはダメだなと焦って疑問を探している。プロフィール画像は友人(@leilamarinacb)から頂きました。

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