作品(Opus)として提出したが、作品として認められなかったケース

※Opusとは、私が独自に想定している概念であり、端的にいうと「純粋な作品」

YouTubeで「子供に対してドッキリをしかけ、泣かせたり怖がらせたりする」動画を投稿していた親権保有者(両親)は、親権を喪失した。

動画投稿者は、「これはドッキリです」「フェイクです」と概要欄に書いていたのにもかかわらずである。

仮に、親権保有者の子どもたちが子役として活躍している人たちなら、あのドッキリは作品(フィクション)として受け止められただろうか?

「この作品はフィクションです」の効力とロアーズ

ロアーズという映画作品がある。YouTudeで映画を少し見れるが、仮にこの映画の監督から「この作品に出てくる動物は訓練を受けているため、出演者はケガをしていません」と伝えられたとしても、私及び大多数の人間は信じないだろう。

大型動物に爪を立てられてアタックされて、その上でケガをしていませんと主張することにどれほどの信憑性があるのか。

激しいアクション映画にしろ、例外はあるが出演者はケガをしないで撮影が進められていると我々は思いながら、信じながら見ている。怒っていても演技=嘘であることを前提に見ている。

このロアーズは、体裁こそ映画だが完全に人体実験の記録である。作品 =Opusとして私は見ることができない。

ヒップホップ東西抗争と2Pacの死

1980年代に、アメリカの東海岸と西海岸のラッパー間で、激しい舌戦が繰り広げられた。ビーフと呼ばれる営みだが、こちらの場合は実際に死者が出た。

2Pacとノトーリアス・B.I.Gの二人は銃撃され、死亡している。ヤクザの抗争でも、最初は下っ端同士の小競り合いでしかなかったものが、報復に報復を重ねて大規模な抗争になってしまったケースがあるが、人間心理的には同様のケースだろう。

東西でテンション(緊張)が高まりつつあるなか、Dr.Dreは「このビーフはエンターテイメントであり、ほんとうのディスり合いではないんだ」と沈静化させようとしたようだが、結局は二人の東西海岸を代表するラッパーの死を回避できなかった。

さんざんメディア・楽曲を介してディスを飛ばしたあと、「あれは業界を盛り上がるためにやったことで、本心ではないんだ」と言われて、人は怒りを抑えられるだろうか? 

それに、仮に業界を盛り上げるための発言であると認定した・認めた上で、なおかつ人は怒りを覚えるのではないだろうか。

「This is a prank bro」(これはドッキリだぜあんた)

見知らぬ他人の靴を踏んだあとで、「This is a prank」とわけのわからない釈明をしている動画をYouTubeで見た。

「靴が盗まれた」→「実は盗まれていませんでした」で、「これはドッキリでした」なら分かるが、人の靴を踏んでおいて「これはドッキリです」は意味が分からない。靴は実際に被害を受けている。

ドッキリであるのとないのとで、物理的な被害は変わらないが、唯一違うのは「害意をもって行われたかどうか」……だろうか?

いきなり殴ってから「これはPrankです」と言えばチャラになるのか。「殴ることが目的ではなく、殴ったあなたの反応を見ることが目的です」と言えば、想定される悪意・害意は割引いて見られるかも知れないが、被害は変わらないのだ。

DJ社長のケース

DJ社長のパワハラ騒動は、事後的に「あれは作品=Opusでした」とタグ付けされた稀なケースである。

DJ社長はアリーナのツアーのために、偽の「パワハラ告発」を仕組み話題を作ろうとした。彼は批判されたが、なぜ批判されたのか考えるとややこしくなる。

このパワハラ炎上商法が普及すると、実際にパワハラの告発が炎上商法と捉えられる可能性があるからすべきでないのか。それとも、ファンを過度に心配させたことを避難されているのか。

私は結構面白い炎上商法だと思ったが、これが「パワハラ・セクハラ」ではなくて「レイプ」はダメだなと直感的に思う。理屈は説明できないが、ゆくゆく考え詰める必要があるだろう。

格闘技界における引退宣言と復帰

UFCの選手はよく、話題づくりのため・UFCの運営との交渉に用いるため「引退宣言」を意識的に行う。

コナ―・マクレガーなどは意図的に引退宣言をして注目を集め、さらに復帰している。もちろん、ほんとうに試合が終わるたびに「これで引退する」という気持ちになって、定期的に引退宣言をしてしまう人もいるだろうが、大多数の引退宣言はビジネス上の事情から発せられている。

入れ知恵をするのは選手のプロモーション側である。

品薄商法だとか閉店商法(”あと3試合で引退する”など)は、格闘技会でも効果的だ。

引退と復帰を繰り返す選手が続出した結果、格闘技ファンは選手の引退宣言をまともに受け止めなくなたった。ただし、まだまだ非格闘技ファンは「引退宣言」をまともに受け止めている。つまり、引退宣言は非コアファンに名前が届く可能性を生むことになる。

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桜田真助
  • 桜田真助
  • Twitterアカウント:@yamakawa6500
    92年大阪生まれ。なにもかも分かったような気に最近なっていて、これはダメだなと焦って疑問を探している。プロフィール画像は友人(@leilamarinacb)から頂きました。

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